EPISODE-3 セカンドオピニオン
貴重な有給を使い近所の大きい病院へ。
手術するかそのままにするか
ジャッジを下すべく私の戦闘力は高まっていた。
腕を見せ前回のエコー検査による結果を伝える。
「なるほど…ふむふむ」
「ふむっ」
「ふむー」
「ち…ちょっと分からないですね…」
!?
「ちょっと文献を読んだのですけどゴニョゴニョ」
!?
何と言う事でしょう!
こちらの先生 長頭腱断裂ヴァージンであった!
私がGoogleで調べた事と全く同じ事を仰る!
結局何一つ進展はしなかったのだが
近所の評判の良い病院を教えてもらい
紹介状を書いていただいた。
有給をほぼ無駄にした悔しさで
泣きながら紹介状を握りしめ お会計を待つ私。
その時の握力は
心なしか腱を断裂する前を超えていた気がした。