EPISODE-6 ラジエーションハウス
手術を決めた事によって
手術が可能か確認する為の検査がはじまった。
血液検査や肺機能の検査等を終え
向かったのは人生初のMRIだった。
寝てれば終わるくらいのイメージだったのだが
現実は違った。
右腕を中心とした不可解なポーズを取らされた後
クッションやら何やらで体が動かないよう固定された。
そして
音がうるさいとの理由でヘッドフォンを装着された。
…
なぜかうっすらエンヤが流れていた。
幻聴かとも思ったが
やはりうっすらエンヤが流れている。
MRIがある部屋の天井は青空模様が描かれており
エンヤを聴きながら見上げる青空は
さながら天国のようであった。
1時間弱の天国旅行を終え全ての検査が終了。
どうやら無事手術を受けられるとの事だった。